コンクリートは長期間野外さらされることで、空気中の酸生成分によって中性化していきます。この試験では、試験機の中に二酸化炭素を発生させ、二酸化炭素濃度を高くすることで中性化を促進させた場合の中性化深さを測定します。
JCI-S-009-2012「SGモールド法」に基づいた試験方法です。JISに記述されている拘束膨張試験(A法、B法)とは異なり、データロガーを使用して供試体のひずみと温度の計測をおこない、計測データから試験結果をグラフ型式で作成することができます。
拘束棒と拘束端板を一体とした拘束器具にコンクリートを打設して、拘束状態における膨張や収縮量を測定します。拘束膨張試験B法では、A法と異なる拘束器具を使用します。
拘束膨張試験法では、膨張材の効果を評価する試験方法でありJIS A 6202「コンクリート用膨張材」に規定されている試験となります。
コンクリートを打設した際にどの程度コンクリート自体が沈むかを数値化するための試験であり、CFT(コンクリート充填鋼管)柱構造等にて品質を確認するための試験でもあります。弊社はレーザー距離計を使用して時間毎に正確なデータを得ることができます。
コンクリートの凝結の進行具合を数値として評価する試験であり、試料に貫入針を貫入し、貫入した際の抵抗値を元にコンクリートの始発、終結時間を求めます。また、コンクリートの打重ね不良のラインである0.01~0.1N/mm2の確認も同様の試験にて行います。
コンクリートでの静弾性係数は、圧縮強度及び気乾単位容積質量と密な関係があり、構造物の部材剛性を算出し可視化します。日本建築学会では、施工者は工事前に試し練りを行い静弾性係数を求め、圧縮強度、単位容積質量から算定される値の80%以上である事を確認することが求められています。
コンクリートは硬化する際、自己膨張、収縮が必ず伴います。
ひび割れ発⽣や耐久性への障害を未然に防ぐ為に試験を⾏い、自己膨張、収縮の係数を可視化します。